(病院内報、創創より抜粋掲載)


『−アメリカバージニアの旅続編−』
今回立ち寄ったバージニア州は、東京ワシントンDC-Newport Newsの経由で旅をしました。空の旅の時間は16時間(途中乗り換えを含めて)を要しました。5/12日(土)11:30成田発そして同日、PM2:23に到着しました。時差はおよそ13時間あります。
12日(土)の夕食は千春&フランコスキーさん夫婦の計らいで、友人たち(ケーシー流マッサージを勉強するマッサージさん等、その他日本人を含めておよそ10人)と日本料理店でのディナーパーティーに出席しました。
13日(日)は全ての施設が日曜日の為、見学出来ないので視察準備(日程の見直し等)を行いました。
また、フランコスキーさんのお母様(91才)が自立老人ホームに入居しているというのでそこへ迎えに行き、高級レストランで母の日のお祝いのランチを戴き、お母様を連れて自宅へ戻りました。
お母様はご主人(フランコスキーさんのお父様)を亡くしているとはいえ、91才とは思えない程お元気で、旺盛な食欲でレストランのお食事を召し上がっていました。特にアイスクリームには目がないそうです。
自宅では田中流マッサージを受け大変喜んでいました。
14日(月)は York Convalescent Center にAM10:00に向かいました。
こちらはバージニア州を中心に
☆ The Newport 757-595-2273
☆ Northampton 757-595-3733
☆ Convalescent Center 757-826-4922
☆ York Convalescent Center 757-898-1491
☆ Walter Reed Convalescent Center 804-693-6503(15日訪問)
☆ The Lancachire 804-435-1684
と6つの施設を持っています。
カタログを開くと Friends,Neighbors,Family と謳っており、
-Beginning a New Life-
-AN Invitation To Visit Us-
-We Have a Gift for you-
と3つのコンセプトを掲げています。
施設長は福祉大学で介護と施設運営を勉強した好青年でした。57床の施設は外観もレンガでホテルの様で、約20人の介護スタッフ(内看護婦7人は)日勤・夜勤は5:00より変更で、約1/3に変更になるとのことです。この日は夕方職員のパーティーを催すとの事で、ダイニングテーブルをワイン色のテーブルクロスに変えパーティーの準備をしていました。入居者は比較的自立に近い方が中心でした。こちらは6つの施設がある為、入居者の状態や経済的な問題が変わると、自分の持っている他の施設へ移すことが出来るメリットを語っていました。
ドクターは週3日契約の先生が訪問し、PTも同様だそうです。入所金は月額40〜45万円でやや高級な施設であることが分かりました。
同日午後、Sentara Nursing Center に向かいました。
こちらは午前中の施設とは打って変わり、日本語で言う、介護療養型病床群に近いイメージを受けました。ナースセンターの前のガラスの部屋には全ての利用者を部屋から出して、集めていました。
経管栄養や重度の痴呆と思い障害のある方々が、ずらりと車椅子で集まっていました。しかし部屋には誰も居ない為、寝たきりが居ないのだという事が分かりました。こちらの入所金は月額20〜30万円位であるとのことで、介護5くらいの方が多く、ややポピュラーの価格帯の施設であると言えました。しかし、雰囲気は病院よりやさしく、部屋の中は自分の部屋というイメージでした。
15日(火)Garerner`s Inn (757-930-1075)を午前中に訪れました。こちらはスキーで滞在したことのある・・・嬬恋リゾートホテルにそっくりでした。3階の建物はテラスが吹き抜けで、ガラス張りのエレベーターが見えます。1階のラウンジはホテルのレストランの様であり、施設長は美しい女性で客室においしいケーキを運んでくれました。
客室には暖炉と絵画が飾ってあります。
2階以上も見学しましたが、アルツハイマーの方が多く入所しているとのことで、2階以上の方はエレベーターのドアを開く事が出来ないようになっていると言う事でした。
アルツハイマーの男性も私達に陽気に挨拶をしてくれました。
それ以外の方は自由に吹き抜けのテラスに集まり、自由にお茶やお菓子を戴けるワゴンサービスを受けていました。
部屋はすべて個室で、どの部屋もベッドメーキングがきちんとしており、個性豊かなベッドカバーがかかっていました。
ある女性の部屋には、素晴らしいベネチアグラスの飾り棚が置かれており、元の自分の部屋と同じになっているとのことでした。
田中さんいわく、”私もここへ引越したい”とのことです。
入所金も月額23〜25万円位だそうです。
午後一番には介護用品ショップにも立ち寄りました。その午後 Woodhaven Manor at Willeams Landing ヘ向かいました。こちらは14日に訪れた York Convalescent Center のグループの他の施設です。日本の老健に近いイメージを持ちました。しかし、絵画の飾付け等が施設の壁を美しく見せていました。
15日の夜にはウィリアムズバーグ(アメリカの古都)へ移動しました。ウィリアムズバーグは世界的な観光地で、イギリス人がアメリカへ上陸して、独立宣言した頃の生活を復元した建物を集めている所・・・日本で言えば江戸村の様な場所で、世界中の方が観光にみえる所だそうです。この近くのホテルで一泊しました。
16日(水)午前中、最終日なので少しだけ観光をという、千春&フランコスキーさん達の計らいです。しかし半日では廻れる程ではなく、2〜3日滞在しないと見学できないので、午前中2〜3のギフトショップに立ち寄り、ランチを食べると約束の午後1時になってしまい、どこも見学することは出来ませんでした。
午後よりニューポートニューズに戻り The Chesaplake の見学をしました。こちらは元々パブティスト教会が寄付金で有料老人ホームを30年前から運営をしており、施設が古くなった為、全て壊して新しい施設群を建築中でした。
こちらで言うと中原駅〜新城駅の間位の土地に、あちこち建築中の建物があり、スケールの大きさを感じました。
カタログを開くと ”I`ve got all the time, I want to do all to the thinges, I love to do”と表紙を飾っています。
完成な自立の方の為のコテージ型の分譲住宅(車庫付)、およそ1480万円、ナーシングホーム、介護の重い方の為の施設、介護の軽い方の為の施設、ジャグジー付大浴場、プール、テニスコート、レストラン、カフェテラス等、様々な企画や催し物等、全ての建物を同時に建築中でした。
”Life care prings peace of mind I didn`t even Know was possible”
以前はお金のある方は全財産を寄付という形をとっていたそうですが、今後は価格やケアの状態で、老人は全てこちらの中のどれかの施設に入れる様、様々な形式のものを用意しているとのことでした。
工事はまだ続くので、来年完成したらもう一度来て下さいとコメントを戴きました。是非完成後も見てみたいと思いました。バージニアの旅は終わりに近づきました。17日(木)明日は朝7:20の便で成田に戻る事が出来ました。
こちらに滞在中、朝は全て6:00に起床し8:00頃の朝、近くの森を散歩しました。小鳥たちのさえずりは朝の喜びを歌い、バージニア州の州鳥の赤い鳥や池を泳ぐ鴨、野を駆けるウサギやリス等を毎朝見ました。日没は夜8:00頃の為、1日が大変長く感じられました。朝夕は15℃位になり日中は30℃近くになりますが、湿度がない為、大変しのぎやすかったです。
滞在中、田中さんにはヨガの指導も受けました。(田中さんはヨガの先生です。)
16日は最後の夜でしたので、深夜1:00頃まで話しがはずみました。
17日朝5:00起床して、空港に向かいました。AM7:20 Newport Newsをたちました。
千春&フランコスキー御夫妻は飛行機が見えなくなるまで、手を振っていました。成田には18日(金)PM3:30に到着しました。
もう1日あればウィリアムズバーグもゆっくり見学出来たのにと思いましたが、19日(土)はフロンターレの試合のご招待もあり、田中さんも忙しい為、慌しい日本の生活に戻ることとなりました。
千春&フランコスキーさんご夫妻には本当にお世話になりました。
日本に戻って来てからは、河原さんがメールで介護ショップで見たバケツ付シャワーベンチを注文して、送って戴いたり交流が続いています。

 

 




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